<第2話 王を救うために(後編)>
~Player select~
masa:戦士
miya:射手
shim:ドワーフ
自分:魔術師
さて凶悪すぎるボススクラルの対策を練ったところでゲーム再開。
やることの目途は立ったが、如何せん城が猛攻を受けており、防衛組はてんやわんや。射手miyaも霧に飛び込んでいくが魔女が見つからない苦しい展開。本当に時間内に任務達成できるのか?
しかし、そこに光明が!新たなる物語カード。
『ルーン石の捜索』
アンドールには強力な力を発する3色のルーン石があり、装備者に多大な恩恵を授けてくれる。具体的には、道端に落ちているルーン石を3個、かつ3色全て所持した場合、黒ダイスを振れるのだ。
黒ダイスを確認すると、なんと出目が6,6,8,10,10,12!
ここでさらなる天啓!
覚えているだろうか、魔術師の特殊能力を。『サイコロの目を裏返してもよい』。つまり黒ダイスを持った魔術師はサイの目10以上が確定なのだ。こ、これは凄い!今まで何の役にも立たなかった魔術師が、遂に陽の目を見るときがきた!
ルーン石は城からやや離れて5か所にランダムで落ちている。戦士masaとドワーフshimに城の防衛を任せ、魔術師も石探索に赴くことになった。ついでに魔女探しも手伝うことが出来る。逆に射手miyaも石を探索してくれる。このゲームは持ち物の受け渡しも出来るからだ。
二人でかなりの霧を晴らしたが未だ魔女は見つからない。狩人は鉱山方面に南下、魔術師は東方の森の奥へ向かった。
そしてついに魔女を発見した!・・・魔術師が(笑)。狩人が見つけるはずだったんだが。
魔女レカ曰く「薬草を持ったゴルは鉱山の方にいます」
え!魔女が薬草くれるんやないの!とブーイングの面々。しかし都合よく鉱山方面に射手miyaが向かっているので、miyaが撃破し持ち帰ることに。
さらに魔女レカ曰く「ついでに魔女薬あげます」
だったら薬草くれよ!
ちなみにこのゲームでは持ち物は3個までである。カラフルなルーン石を3個持つ予定の魔術師にとって、このアイテムは邪魔である。「ありがとう」と受け取った後、すぐさま道端に捨てる魔術師。このゲームは道端にお金やアイテムを置いておくことも可で、そこに来たキャラクターが拾えるのである。
そして同じ色の石を見つけては捨て、見つけては捨て、遂に3色の石を集めた!念願の黒ダイスゲット!
しかしその頃、城方面が不穏な気配。戦士masaとドワーフshimによって無事農民は救助されていたが、敵の包囲網は確実に狭まっている。さらに追い打ちの物語カードが!
『城の南のほうからヴァルドラクが2体来る』
『王子は偵察隊に戻っていき戦線から離脱した』
ヴァルドラクは攻撃力:10、HP:7。サイコロ補正は独特で、黒ダイス2個振ってゾロ目なら補正されるというもの。さらに最も大きな特徴として、1度に2回移動してくるのである。さすがにこの速度には対応しきれず1体が城に侵入した。犠牲になる農民。こんな危機なのに颯爽といなくなる王子。さらに物語カードには『以来しばらく彼の姿を見かけたものはいなかった』とある・・・
どうした!王子ーっ!!
モンスターの群れと迫るリミット。ここからは一切の無駄が許されない。
まずは射手miyaがゴルを狙撃して薬草ゲット。しかし城までが遠い。戻るとかなりの時間ロス。ここであるアイテムを発見。
『鷹:アイテムを誰かのところまで飛ばせる』
これやー!早速ペットショップで鷹を買い、足に薬草を括り付けて飛ばすmiya。そしてそれを城で待っていたmasaがキャッチ。
完璧!!王に薬草を届ける任務は達成した。
後は城を守っていたmasa、shimの強化。ドワーフshimは割引のきく地元の店まで行かないといけないので、代わりに防衛のため魔術師が帰還。黒ダイス持ちの魔術師に敵はいない。某大魔王の如く「これは余のメラじゃ」と、軽々タイマンで次々敵を撃破。その隙に近くの井戸水を飲む戦士masa。
実はこのとき、もう一体のヴァルドラクが城に肉薄していたが、これは退治できない。退治すれば時間トラックが進み、任務が達成出来ないままリミットになってしまうからであった。そう、次が最終トラック。もう一人の農民がヴァルドラクの尊い犠牲になっている間に運命の日を迎えた。
不可能に思えた任務だったが、遂にここまで来た。
兜を被って井戸水も飲んできた 戦士masa
さっき捨てられた魔女薬を拾った 射手miya
ありったけの金でドーピングした ドワーフshim
ルーン石を集め黒ダイスを得た 魔術師mory
彼らはスクラルの砦を包囲した。4人全員で共同攻撃を行うためだ。そして全員がクリティカルといえる凶悪な数字をたたき出し、一撃の元にスクラル砦を破壊した。(攻撃力合計はゆうに50を超えた)
紙一重の勝利!すばらしい達成感!だが<伝説>はあと3話残っている。今回以上に難易度は増すのであろうか。
途中から忘れていたが、消えた王子の運命や如何に。
それはまた次の機会に・・・
shim:点
masa:点
miya:4点
現時点では。盤面がほぼ敵側に有利に働くので難易度は高い。物語ごとにステータスが戻るのも難しさのひとつ。勇者たちは寝てる間に弱くなるようですね(笑)如何に上手く買い物をしてキャラを強化し、共同攻撃できるかがカギ。個人的には多人数でRPGをやっているようで楽しめる。
私的:3.5点
まだ半分も遊んでいないので暫定となるが、個人的にはなかなか好評価。ややこし過ぎないシステムと簡単過ぎない難易度。何よりこういったゲームに多い『誰かがマスター』制ではなく、協力型になっている点で、より困難に立ち向かう勇者様御一行という雰囲気・一体感を出している。是非とも最後まで遊びたい。