炎平均値:2.17(7位/9種)
MAX:5
地平均値:2.17(7位/9種)
MAX:5
補正攻撃力(炎):4.09(6位/9種)
補正攻撃力(地):3.34(8位/9種)
盤面対応 ☆
妨害 ☆
手札調整・回収 ☆☆
間接技 ☆☆
水を司るアクアの必殺は『洪水』。このサポートカードを2枚場に置いたら、自分の手番終了時に相手は強制撤退となる。相手には何もさせない。このゲーム最高峰の能力だろう。
さらにエース『最初の水の使者エーレナ』。彼女の能力は5/5とゲーム随一の優秀さ。攻撃値には6や7もあるが、これを持つキャラは反対の属性が極端に低くなっているので、どっちで攻められても応じれる彼女の使いさすさは群を抜いている。
だがそれだけである。
はっきり言おう。
デフォルト状態の9種族中でもっとも使いづらい。
オブラートも止めて言うともっとも弱い。
まずは救いようのない攻撃力の低さ。なぜこんなに低いのか。
理由は殆どのキャラクター、ブースター、サポートが、どちらかの属性が「0」だからである。これはマイナス以外の何物でもない。相手が適当に出した炎:1ですら、0/4や0/5を抱えながら撤退することが有り得る。
そしてデッキの特色の「保護アイコン」。これは相手からのカードの影響を無効化する。MtGでいう「呪文な能力の対象にならない」と同じ。今は『被覆』や『呪禁』という名前になっており、正確には『呪禁』と同義となる。これだけ聞くと「ズル強い能力」。実際MtGのこの能力は非常に強力である。
だがこのゲームではそのポテンシャルは然程活かされない。理由は盤面に触るカードの少なさだ。個別にカードを狙う除去カードがそもそもあまり無いのである。一番多くてキンドの4枚、ミミックス、ピラーなんて一枚もない。日本で防弾ガラスつきの車に乗っているようなものだ。
あとはミュータント。他の種族に比べて圧倒的に使えない。すぐ捨ててよい。効くのはホークスとキンドくらいだろう。
最後にキャラクターカードも枚数。最小の15枚なので最も尽きやすい構成だ。このゲームでは、手札にキャラが無いときほど悲しいことはない。
このデッキで勝てるようになれば立派なブルームーンマニアを名乗ってよいだろう。超ド級のドMにオススメである。
私はこのデッキでは勝利したことはない。
勝つためにはどうしようか?Key cardsで考察してみよう。
もっとも他デッキと差がつけれるところは『洪水』。
強力だが注意点もあり、「手番終了後に」という一文に注意。つまりその番は相手の攻撃値を上回らねばならない。
この能力は生命線。出来れば6枚ルールで2匹引き寄せたい。そのための作戦としては、まず『オーサ』『オーモラ』で手札をまわす。
『洪水』2枚と『陽』か『陰』を探す。
このコンボが決まれば相手は即撤退。後はサポートカードの『貪欲な剃刀顎』『海蛇の大群』を前のターンに設置しておくか、フリーアイコンのあるサポート・ブースターで、相手の攻撃値を上回りつつ場札を6枚以上にすればいい。
そしてこれを行った後に、『投与される不死の水』ですべて回収。洪水は出来ればもう一回打ちたい。
あとは本当に属性を偏らせて勝つ。
『エーレナ』の他『巨大タコ』『恐怖のクラーケン』は攻撃値5を持つので、『巨大タコ』+『貪欲な剃刀顎』または『恐怖のクラーケン』+『海蛇の大群』のペアで8を作れる。フリーアイコンの強化を被せれば容易には返せないだろう。
実はこのデッキ、フリーアイコンのカードが最も多いのだ。『陽』『陰』も併せて場に6枚以上並べるのは容易なので、2匹寄せが出来れば勝利が見えてくるはずだ。
それまでは偏ったキャラクターカードで耐える。これは祈りに近いかもしれない。相手と噛み合わないと全く手が出ない。
困難なこのデッキで勝った時は喜びもひとしおだろう。
是非勝ち方を見つけて、このゲームを深海のごとく楽しんでいただきたい。