今回は
shim、masaと3人プレイ。
まずはmasaの初手、
「コンチネンタル建てる」
いきなりホテルチェーンを建設。いい引きをしている。
『Continental(赤)』ホテルは高級チェーンなので株券は高い。
筆頭株主にならない理由は無いので、masaはボーナス1枚と追加で株券3枚を購入し計4枚。
順はmasa→shim→moryなので、当然下家のshimも株券購入。
筆頭株主と二番手しか旨みが無いので、moryは見送りを選択。
2順後にmoryも『Worldwide(紫)』を建設。
これは『Continental』とうって変わって格安ホテルチェーン。当然、筆頭目指して株券購入。
さて数順周り、新たに『Festival(緑)』をshimが、
『Sacson(橙)』をmoryが建設。
写真のように『Sacson』と『Continental』はニアミス。このままくっつけば、私の『Sacson』は吸収合併されてウハウハである。
しかし、
shim「7H」
ま、まずい。7Gか8Hで『Sacson』は『Continental』のサイズを上回ってしまう!
こうなると、『Continental』が吸収合併され、配当金はshimとmasaの二人に入り、自分ひとり出遅れてしまうことになる。
やむなく、
mory「10G」
で吸収させた。実は肝の『10G』は手に持っていた。
これ自体は非常に幸運であったが、本当は『Continental』の
動向確認や、『Sacson』株をもっと買ってからにしたかった。『Continental』が合併不可の巨大チェーンになるようなら、
合併時の『株2:1交換』で手に入れておきたかったからだ。
早速潰れる弱小ホテル『Sacson』。
この合併でmoryとmasaに配当が入る。
そして、二人とも株は残した。
つまり・・・
masa(チラ、いいか?)
mory(チラチラ、うむ)
数順後・・・
巨大ホテル『Continental』の近所に再度『Sacson』登場(笑)。
そして、
mory
「今じゃ、
パワーをサクソンに!」
masa
「いいですとも!」
秒で合併。再度配当を得るmasaとmory。
masa「mory社長もワルですのう」
mory「いやいやmasa社長こそ」
shim「やめんかーい!この人でなし共!!」
3人プレイで発生しがちな談合プレイ。
これに乗りそびれるとこのように序盤で大きく差が開いてしまう。
とういわけで序盤の動きとしては上々なのだが、『Continental』
株主のmasaが現状1番手だろう。こればっかりやってると2着で終わってしまうので、勝利するにはどこかでshimとも手を組んでいかねばならない。肝心の、そのshimはというと、
shim「か、金が無い・・・」
このゲームでやってはいけないこと。
それは、資金を底尽かせることである。
ゲーム中はホテルの吸収合併でしか資金を得るチャンスが無い。特に株主配当は重要である。自分で建てて、即潰せるときはチャンスだ。しかし、その際に株券を3枚購入できないとどうなるか?
A「ボーナス株券1枚もらって・・・あとは買えません(泣)」
B「株券3枚買います」
C「株券3枚買います」
A「・・・ひ、ひどい・・・」
まあこうなるわな。1枚200~400ドルなので、最低600~1200ドルはキープしておきたい。
shim的に『Continental』が潰せなかったことが響いている。
持ち金は主に『Continental』と『Festival』の株券に費やしてしまっているのだ。
というわけで、目をつけたのは『Festival』。
我が『Worldwide』と合併させてshimのアシストを狙う。
逆に、もしも『Festival』が迫りつつある『Continental』に合併してしまえば、masaの『Continental』株は急激に上昇し、その株を持っていない私は当然置いてけぼりだ。、
mory「shim社長、二人でフェスティバルを潰しましょう」
shim「かたじけない」
mory「代わりと言っちゃあなんだけど・・・」
私は『Festival』の株を買い漁り、『Festival』筆頭株主になる。
shim「・・・」
ギブアンドテイク。金が無い方が悪いのだ。タダで援護すると思ったら大間違い。
ともあれ、shimも潰さないと始まらないので、二人して『6D』、ないし、その近辺を狙うのだが・・・
これが一向にツモれない!
いやはや二人してこれだけ引けないとは誤算である。
mory「と、取り敢えずshimはいったん置いといて」
もうひとつの作戦、『Continental』株ゲットプランを発動。
もはや潰すためだけの悲哀ホテル『Sacson』を建て、株券をバシバシ購入。これを『Continental』に合併させて、株の2:1交換をするのだ。現時点で『Continental』株は900ドルと初期の倍以上もするのだから、普通には買っていられない。
見よ、この大量の『Sacson』株!これは全部『Continental』株に変換してやるぜ、うはははは・・・
masa「5H」
mory「・・・!!!」
なにーーー!!まさかの自分のホテルに合併っ!
masaの見事な妨害策。
さて、ここは判断が難しい。
『Continental』株への変換を狙って、『Sacson』株キープでいきたいところだが、盤面の通り、もう『Continental』にぶつけれる場所が少ない。『9A』を引くか、『10~12I』に作るかだ。
そのあたりは手札に無い・・・
結局、妥協案で全て『Worldwide』の株に変換。こうなると目標は可能な限り『Worldwide』を拡大し、持ち株の価値をあげることだ
一方、この動きを確認したmasaは『Sacson』株を敢えてキープ。当然、筆頭株主となる。
もう一回『Sacson』が建つようなことがあれば独り勝ちだろう。
masaは首位なので別に場所にこだわらなくてもいい。
まだボード左上は更地であり、十分に建設するスペースはある。
しかし、このmasa有利に対抗すべく、ついにmory、shimコンビのトップ叩きが実現。
『Festival』があまりに吸収されないため、着々と進めていた
セカンドプラン、『Tower(灰)』が、満を持して『Worldwide』に合併された。shimが立ち上げたホテルなので、順当にその下家のmoryと二人で配当を得る。
そして、shimはmasaが『Sacson』を建設したかったであろう左上のスペースに、再度『Tower』を建設。
一気にゲームは終盤の様相。
トップ目のまま終息させたいmasaは、遂に『Festival』を吸収。
ヒルトンやマリオット級のグローバルな展開である。このまま周囲のホテルも吸収して最大サイズにして終了宣言をするのだろう。
何故か、マンガ『COBRA』の「ザバルO型」を思い出した。
その間に『Tower』を建て、そして潰してあくどく儲ける二人。
最後の離島ホテル『Inperial(黄)』が『Continental』に吸収されゲームは終了した。
決算へ!
【最終結果】
shim:$44300
masa:$38200
mory:$53700
まさかの『Continental』株主masa敗北。
そう、moryが『Worldwide』に替えた時に、敢えて残した『Sacson』株のせいだ。結局、『Sacson』が二度と建つことはなく、終了時にmasaの手中で大量の紙くずになっていた。あの株を『Worldwide』に替えておけば・・・
さて、最後まで読んだ方はおわかりだろう。
人の弱みに付け込み(主に金欠shimを喰いものにし)、要所要所でうまい汁を吸った(masaとの談合建設や株主配当を逃がさない)moryが堂々のトップ。
え、汚い?
最高の褒め言葉だ!