城からの眺望。
さながら「アルマゲドン」である。
前回2話までプレイした面々が揃ったので、アンドール第3話をプレイすることとなった。
~Player select~
masa:戦士
miya:射手
shim:ドワーフ
自分:魔術師
さて、話は戻るが、上図が初期配置である。
城を包囲しているのは『トロール』。攻撃力14、HP12の重量級である。今までに登場した『ゴル』『スクラル』とは桁違いである。
何故このように「最初からクライマックス」なのかというと、セットアップに遡らねばならない。
今回は前回のセットに加えて2つの要素が増えていた。
ひとつはこのパネル。
開始時に5枚めくって指示に従う。
またダイスの目で物語トラックにも配置され、時間経過とともに新たにめくられていく仕組みだ。
このパネルは基本的にはモンスターの出現や移動が指示されている。ときどきはこちらサイドに有利なこともあるが、基本はデメリット。
この開始5枚によって、トロール大盤振る舞いとなったわけだ。
もうひとつは『宿命』。このカードはプレイヤーひとりひとりに1枚ずつ配られる。
これは何かと言うと、今回の物語中に達成しなければいけない個人ミッションだ。そして今回の勝利条件は、全員が宿命(ミッション)を達成した時点で明らかになるという。ご丁寧にセットアップのカードにも「急いだ方がいいよ」と書かれていた。
まあ、そりゃそうだろう。
早速『宿命』カードを配布し、各々確認してみる。
私のカードを要約すると「誰かが最初にルーン石を拾ったら、その場所にスクラルが出ます。それをあなた独りで退治して下さい。そいつが城に入ったら負けです」とのこと。
これは単体でもっとも貧弱な魔術師に、もっともふさわしくない任務ではなかろうか。
しかし魔術師には秘策がある。もはや説明不要の『ルーン石』だ。魔術師が持つと、2桁ダメージしか出なくなる凶悪な石である。
持ち手が「バ○ス!」を連発するその様から、その正体は「飛○石」ではないかと囁かれているとかいないとか。
とにかく魔術師がこれを持てば、ただのスクラル如き「ゴミのよう」に薙ぎ払えるため、石をコレクションした後に向かえばよい。ただし城に近いと、集める前にスクラルが突入してしまうかもしれないので、遠くにあるルーン石から拾うことになった。
このように城から遥か彼方に石が3個落ちている。
ちょうどmiyaの『宿命』が「モンスターに慄く農民を国から逃がすため61番マスに連れて行くこと」であった。このマスが都合よくこの近辺であり、miyaが農民(国外逃亡者)を引っ張っていきつつ、帰りに石を拾い集めてくることとなった。
まあ農民の初期配置は『トロール』の間となっており、農民でなくともこんな国は逃げたしたくなるだろう。前回も農民はヴァルドラクの尊い犠牲にさせられているしな。
とういわけでゲームスタート。
まずはmiyaが農民を引っ張って森林地帯経由で目的地にむかう。この間は、残りの3人でモンスターを仕留め、城を防衛することとなった。ゴルやスクラルは、共同攻撃にて難なく撃破したが、問題は『トロール』である。間違いなく十分な準備が必要だろう・・・
shim「ちょっといってみん」
masa「いいよ」
・・・
え、まじ・・・
shim&masa「共同攻撃!」
攻撃値 計12
トロール基本攻撃値 14
・・・
もう負け決定やんけー!!
トロール「がおー」
攻撃値 14+4(ダイス)
勇者たちは6点のダメージを受けた。
shim&masa「た、助けて~」
これはいかんと魔術師moryも援護にいく。
3人であればMAX:24まで出せる!3人がかりなら・・・
shim&masa&mory「おりゃー」
・・・
攻撃値:16
・・・
トロール「わおー」
攻撃値:20
勇者たちは4点のダメージを受けた。
右手に棍棒を構えるトロールにしこたま殴打される3人。
shim「これ、準備してからの方がいいね・・・」
miya「・・・」
こうして一夜明けた。
進軍するモンスター。このターン内に1匹でもトロールを倒さないと敗北になる状態。
「すっぴん」状態のキャラでは全く歯が立たないので、まずは強化をせねばなるまい。しかし、4体ものトロールが城に肉薄しているので猶予はあまりない。
ドワーフshimはお金こそ持っていたが、攻撃力を半額で上げてくれる故郷の店は遠い。
戦士masaは兜を買って戻ってこれそう。
魔術師moryは石がないと何もできない。
というわけで、我々の命運は、miyaが石を集めて戻ってこれるか、に委ねられた。帰り道に落ちている石が3色であれば・・・
miya「黄!」
miya「緑!!」
miya「青!!!」
なんと一切の無駄なく3色の石を拾ってきた。これならmiyaも帰ってきて戦闘にすればトロール撃破できそうだ。
戦士、射手、魔術師(黒ダイス)でトロールを食い止め、その隙にドワーフが攻撃力を上げに行く作戦となった。
故郷に帰り、全財産で攻撃力を8まで上げるshim。彼が戦場に復帰すればトロール撃破も容易になろう。
居城防衛の光明が見えたところで、miyaが帰還、私にお土産の石をプレゼントしてくれた。ヘルメット装備のmasa、miyaと共にトロールを撃破することに。
さて、石を得て額に稲妻マークの浮き出たmoryポッターは、
「エクスペクト・パトローナム!」
攻撃値:2+12(黒ダイス)=14
ひとりでトロールと同じ
相変わらず魔術師+石は極悪である。
3人の合計で30
これはトロールも一撃だろう。ダイス4以下なら大丈夫。
shimに振ってもらった。
shim「・・・」
miya&masa&mory「・・・」
shim「・・・ふ、ふはは、痛恨の一撃」
miya&masa&mory「ふざけんじゃねー!!!」
14+12(ダイスゾロ目分)=28
2ダメージしか当たらなかった。
実はこれは凄く痛い。このとき、皆1日の残り時間が無かったのだ。先ほどトロールにボコられたせいで意志力を使って酷使する作戦も取れない。moryはあと1回、miya&masaはあと2回のアタックが限度だ。
次でなんとか仕留めたい。もう一回共同攻撃。
こちらの攻撃力は26、トロールの攻撃力は18。
トロールのHPは残り2。痛恨の仕留めそこない。
残り二人でなんとかHP2を削り切らないと敗北決定だ。
miya&masaに託された。
masaは3,3,6
ゾロ目生かせず攻撃力8。
miyaは数回振って6を出し攻撃力9。
合計は17。
トロールのサイコロが1なら・・・ってこれは有り得ん!ゾロ目なら加算だから。
一応shimに振ってもらうことにした。
「6」
shim以外「ふざけんなー!!」
shim「い、いや、もう何出しても一緒でしょ!」
共同攻撃力:17
トロール:20
勇者たちは3のダメージを受け、
翌日・・・トロールによってアンドールは壊滅した・・・
苦い敗戦となった。今回の勝利条件すら確認できなかった。
敗因を考察してみた。
まずは初期配置のモンスター。実はモンスターが配置されるカードは15枚あって、今回は最初の5枚中4枚からトロールが出た。
残りのカードを確認してみる。
mory「あれ、もうトロール出るカード無い・・・」
なんとトロールが出る極悪カード全4枚が、全て最初にめくられていたのだ!
最大の戦犯は、勝負どころで痛恨のモンスターゾロ目を出したshimではない。
私だ。
後は生半可な状態で悪戯にトロールに挑んで時間を浪費したことだろう。次回は最低3人、それも万全の準備をして戦うことを誓った。
次回は第3話のリベンジを